トイカメラブームによって再評価された感もある、富士写真フイルムのフジペット。ホルガと同じ6×6のスクエアフォーマットのカメラだ。
必要最小限に絞り込まれた機構やプラスチックの単玉、多数のカラーモデルが販売されたという特徴がある。
当機を「元祖トイカメラ」と呼ぶ向きもあるようだが、私はこのカメラを安易に「トイ」と呼ぶのはどうかと思っている。フジペットは、ただ単にコストを抑えて安く売ろうとしたカメラではないと思うからだ。
ブローニーフイルムの巻き太りを防ぐ板バネの押さえやテコ状のスプール受け、フイルムが湾曲して装填されるのは単玉レンズの収差を緩和するための仕様。
まだカメラが非常に高価だった時代。「このカメラで写真の楽しさに触れて欲しい。どうかいい写真を撮って欲しい。」そういった設計者の思いが伝わる写真機なのだ。
掲載した写真は、フジペットにエクター100を詰めて歩き回ったうちの数枚。単玉の写りはそれなりだし、一速しかないシャッター速度も微妙に手ブレしやすい。
まぁ、トイカメラと言いたくないにしても写り云々を語るカメラでもあるまい。
記録的な酷暑となった2010年の夏。帰省した北海道でもその暑さはこたえるものであり、自動販売機を見つけるたびに給水し何ともはかどらない撮影であった。
DATA : Fujipet Kodak Ekatr100






