写真機の回廊 Panon Widelux F8

二眼レフには少々ウルサイ私ですが、実はパノラマカメラにも一家言?先日まで、中判120仕様のWIDEPAN(ワイドパン)を買おうか散々悩んでました。
今回取り上げたWIDELUXに似た名前のWIDEPANという中国製のパノラマカメラは、もう10年近く前になりますが雲南西北の撮影の際、中継点として立ち寄る昆明の高級百貨店に鎮座していたのを目撃しています。
「欲しいなぁ・・・でも高いなぁ。コレ持って帰国するのもちょっと・・・うーん・・・」などと思いながら眺めてました。真偽のほどは不明ですが、ワイドパンはパノンカメラ商工の技術供与を受けて作成されたという話もあるとか。

今までワイドラックスをF6・F7・F8と使ってきましたが、カラーフイルムを通すのは非常に久し振りな気が。
モノクロの場合、ここに掲載した写真のようにパーフォレーションを一緒にプリントしてもいい感じに仕上がるのですが、カラーだとコマ番号がウルサイ感じもあったので、本編掲載写真はパーフォレーション無しにしました。

widelux F8ちなみにこの写真、本編掲載カットの隣のコマです。単写真ならこちらの方がいいのですけど、組写真では浮くかなと思って差し替えています。
何か久々に「写真を組む」という思考をしたのは、楽しいような久々すぎて淋しいような感じです。

国産カメラの近年

しかしパノラマカメラで見ても、ワイドラックスの製造元パノンカメラ商工は廃業し、知る人ぞ知るアートパノラマの富山製作所も音沙汰無くなり。国産二眼レフは、当の昔に新品で入手できるものは消え去っています。大判レンズなども生産完了が相次ぎ、現在では風前の灯となっています。
コニカにミノルタといった、国産カメラの創成期を彩ったメーカーはカメラ事業から撤退し、ヤシカやペンタックスは、ブランドこそ残りましたが大きくその姿を変えてしまいました。

デジカメ事業に多くの家電系のメーカーが参入してはきましたが、ブランド名を隠したらどこの機種だか判らない、Made in 国外の「国産」デジカメを見るに付け、カメラ大国日本は当の昔に終わったのかなと少し淋しい気持ちです。
無論、需要が無くなったからワイドラックスの生産は完了したわけで、それはあるべき姿なのでしょうけれど。

写真機の回廊とは
 二眼里程標管理人が、マップカメラホームページに寄稿しているカメラコンテンツ。
 掲載は不定期で、上記リンクよりマップカメラ掲載コンテンツにリンク。

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